古藤 格啓(ことう ただひろ)

療術業界の現状

もう言い古されたことではあるが僕とここで繋がっている人は整体業界の人だけではないのでもしかしたらまだ驚く人が多いかもしれないのでそんな話をシェア。

我々のような療術家のような仕事はずいぶんとカテゴリーが増えた。
鍼灸師やマッサージ師、柔道整復師などの国家資格をお持ちの先生、アメリカでとてつもない厳しい勉強をされたDCの先生、僕のような国家資格を持たない民間学校出身の施術家、エステのような美容系、他にもクイックマッサージやタイ古式、足裏のリフレクソロジー、スウェディッシュやオイルマッサージ、ストレッチ系のお仕事などなど。
さらにはあらゆる療術系の1週間のスクールだけでなんの効力もない免状だけ貰ってプロになってしまった方達など。

過当競争にも程がある。
経済原則に基づけば行き着く先は淘汰である。
聞くところによると淘汰されて仕事を辞めざろう得ない同業の人達が僕の想像を遥かに越えて多いらしい。

こういったボディワーク系の仕事は今やコンビニよりも断然多い時代。
そこでこの過剰供給にも思われるこういった療術という仕事でどう生き残っていくか、ということに日々心労を感じている方も多いようだ。
怪しいウェブ広告、自分を売り込みすぎのSNS、わざとらしい口コミで乗り切ろうとしても乗り切れない施術家をどれだけ見てきたことか。

かと思えばウチのように広告費0円で乗り切り、Googleで口コミも少ない(笑)のに20年近くずっと予約満了で営業できているサロンもある。
その秘訣みたいなものなら100でも200でも話ができる。

そんなことも配信しながら、技術のみならず経営も安定させてひとりでも多くのHappyな療術家を育てることも自分の楽しみだ。

そこであえて誰でもお気軽に見れるYouTubeではなく動画配信サービスの中で本当にヤル気のある療術家だけを集めてサバイブするためのお話をたくさんしていこうと思う。
本当にこの仕事で食っていきたい次の世代にプラスの影響が出るバトンを渡すのが僕の残された使命であると密かに思っている。